春からピアノを習い始める方も多いこの時期。
ママの実家で長年眠っていたピアノを運んで来て久しぶりの調律
なんてことも増えるこの時期。
保管の状態が良いピアノでも、
全く使っていなくても調律は段々狂っていきます。
弾いていない間は調子を狂わせておいても気にならないから大丈夫・・・
なんてことは全く無いんですよ~!!
中には錆び付き、虫食い、ネズミの巣、という解りやすくとんでもない状態になっているピアノもあれば、
微妙に張力バランスが乱れて響板(音の響きを左右する大事な部分)の反り方が変わってしまったり、音色を左右するフェルトが膨らんでしまってモコモコの音になってしまったり・・・
新品を買う金額位の修理代を出せば、ほぼ新品のような状態に戻りますけど、
ちょっと調律してお掃除して・・・なんてことでは元通りの音色には戻らず
古ぼったい音、張りの無い音のまま使うことにも。
ピアノは生きた楽器と言われるほど繊細で、精密機械の様な動きを要求される楽器。
大切なピアノの寿命を縮めてしまわない様、日頃からしっかり定期的な調律をお願い致します。
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